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Web 3.0で注目すべき暗号資産トップ10(2023年版)

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DeFi
Web3
2023年8月14日
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AIサマリー

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詳細サマリー

2021年、世界の暗号資産市場の時価総額は3兆ドルに達しましたが、さらに大きく成長する余地があります。メタバースがインターネットを席巻したあと、Web 3.0が現れ、暗号資産の世界で新たなバズワードの一つになりました。Web 1.0とWeb 2.0はインターネットの世界で大きく成長しましたが、Web 3.0では、ユーザーに自身のデータをコントロールする自由を与えることによる分散化が中心になっています。しかし、Web 3.0とは正確にはどのようなものなのでしょうか?

Web 3.0とは何か?

[注意:Web 3.0Web3という用語の起源は異なりますが、どうしても同じ意味で使われています。本稿では、前者の用語を使用します。] 

Web 3.0は、次に来るインターネットの重要な進化を表す新しいバズワードの一つです。Web 1.0は1990年から2004年に誕生しました。その頃のウェブサイトはほとんど静的なもので、企業が作成していました。当時、ドメイン名を必要とする企業に後日より高い価格で売却することに機会を見いだした人々が、ドメイン名を買う現象が起きました。

Web 2.0は、ユーザー作成のコンテンツとソーシャルメディアの時代でした。ユーザーは、ブログ、Vlog、ソーシャルメディアのようなソーシャルネットワーキングを通して対話しつながることを促され、最終的にそれが主流になりました。進化はより多量のコンテンツ創造に移り、ほとんどのデータは、GoogleやMicrosoft、Facebookのような一握りの巨大IT企業が支配するようになりました。しかし、このことは、ユーザーがそのプライバシーを保持できるかという問題も引き起こしました。

ウェブは進化を続けており、Web 3.0は、個人が自身のデータ利用をコントロールするピアツーピア・インターネットソリューションというアイデアに牽引される分散化に焦点を当てています。特に多くのアプリケーションやサービスがブロックチェーンテクノロジー、メタバース、人工知能(AI)によって強化され始めていることから、Web 3.0は、ブロックチェーンテクノロジーを活用してデータの透明性とコンテンツのアクセス可能性を高めると予想されています。

このようなテクノロジーは、データストレージについて中央集権的な機関の利用を根絶し、分散型コンセンサスを通してセキュリティを保護することに寄与しています。基本的にWeb 3.0は、より多くのコントロールを、大企業ではなく、人々(ユーザー)の手に戻すことを目指しています。

Web 3.0と分散型ファイナンス(DeFi)

暗号資産市場に参入するユーザーは増加しており、Web 3.0には分散型ファイナンス(DeFi)などのセクターを推進する新たな側面があります。

DeFiは、銀行や伝統的な金融機関などの集権的な金融仲介機関から独立して機能する金融システムです。同システムは代わりに、分散型ブロックチェーンネットワークを基盤としています。

DeFiシステムにおける金融取引は、スマートコントラクトを用いて実行されます。スマートコントラクトは、ブロックチェーン上で機能する自己執行型ソフトウェアアプリケーションです。これらのスマートコントラクトは、中央集権的な機関を必要とせず、ピアツーピア取引、暗号資産の貸出・借入、その他のデジタル資産取引を促進します。

ユーザーに金融取引に関するより高い透明性、セキュリティ、コントロールを提供するために多数のDeFiプラットフォームとプロトコルが開発されており、DeFiは、ブロックチェーンテクノロジーについてよく知られた使用事例です。従来からの金融環境は近い将来、DeFiエコシステムの継続的な拡大のために変化すると予測されています。

上位10Web 3.0トークン

Web 3.0は急速に成長しており、以下、市場に関する最も注目すべき最新情報の一部と、投資を検討すべきトークンについて検討していきます。

注:トークン価格はすべて2023年4月9日現在のものです。

GMX (GMX)

GMXは、分散型の現物および無期限取引所です。GMXにより、ユーザーはさまざまなデリバティブを取引し、最高50倍のレバレッジを利用することができます。このプロトコルは、そのユニークな料金シェアメカニズムのために、2021年から2022年にかけて大きな市場シェアを獲得しました。このプロトコルのネイティブトークン保有者であるGMXと流動性提供者(LP)はいずれも、GMXで発生した取引から受け取る料金をシェアする資格があります。このことはLPへの参加にインセンティブを与え、トレーダーを引きつける豊富な流動性を確保しています。

時価総額:673,959,014ドル

価格:78.26ドル

Lido(LDO)

ステーキングとは、ブロックチェーンネットワークの活動を維持するために暗号資産をウォレットに預け入れることを意味します。ステイカーは、ネットワークを確保することの見返りに、より多くの暗号資産を付与されます。ここで問題になるのは、一旦ユーザーが暗号資産を預け入れたら、より多くの利益を稼ぐために市場の他の分野に参加できなくなることです。

Lidoは上記の問題に取り組んでいます。Lidoのユーザーは暗号資産を「流動的ステーキング」として知られるプロセスに預け入れることができます。同プロセスでは、暗号資産はノードオペレーターのグループによって保有されます。そのため、ユーザーは、技術的な複雑さや、通常必要とされるハードウェアなしで利益を稼ぐことができます。

また、Lidoは、Lidoに預け入れたユーザーに「st」トークンを与えることで資本の効率性を高めています。これらのstトークン(たとえばstSOLまたはstETH)は預け入れられた基本的な資産の所有権を示すもので、DeFi市場の他の分野で使用することができます。

数日後に予定されているイーサリアムの上海アップグレードにより、ユーザーは、預け入れたトークンをLidoから払い戻し、その資本効率を証明することができるようになります。

時価総額:2,075,124,901ドル

価格:2.40ドル

Trader Joe (JOE)

Trader Joeは、ArbitrumAvalanche両方で利用可能な分散型トレーディングプラットフォームです。Trader Joeは、Avalanche上でローンチしたその当初フェーズ中、ユーザーがそのプラットフォーム上で最小限のスリッページで取引できるようにすることを目指しました。これは、ユーザーにTrader Joeを利用する(倍の利益を稼ぐことができる)インセンティブを与える他のDeFiプロジェクトとの提携を通して達成されました。このように、Trader Joeは、流動性がより高い、より頑健なトレーディングプラットフォームを設立して、トレーダーが支払うスリッページを減らしました。

Trader Joeは最近、流動性ビンを活用するその流動性ブック(LB)プロトコルをロールアウトしたことで市場の大きな関心を集めています。トレーダーは現在、LBを使えばスリッページをゼロにして取引できます。

時価総額:198,317,456ドル

価格:0.573431ドル

Toncoin (TON)

Toncoinは、レイヤー1ブロックチェーン、The Open Networkのネイティブトークンです。これは、5,500万人のデイリーユーザーを持つグローバルにアクセス可能なメッセージングサービス、Telegramによって構築されたプログラムです。同プロジェクトは、The Open Network上でプロジェクトを構築することによって、Telegramの既存ユーザーの関心を集め、彼らにそのサービスを提供することを目指しています。

そのトークン(TON)は、ブロックチェーンと連携する場合に取引手数料を支払うのに用いられます。Telegramは巨大な既存ユーザーベースを持っており、The Open Networkはこの市場を開拓することができます。

時価総額:3,383,045,896ドル

価格:2.30ドル

Arbitrum (ARB)

Arbitrumは、最終的に市場に出回るARBトークンのエアドロップが多く予想されており、最近取引高が最も多い暗号資産の一つです。

このイーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションはOptimisticロールアップとして知られるメカニズムを提供します。これはオフチェーンプロセッシングを可能にすることによって、イーサリアム取引の速度とスケーラビリティを高める一方で、ネットワークのセキュリティとトラストレスを維持することを目指しています。Arbitrumが取引を執行することで、ネットワーク輻輳(ふくそう)が減り、ユーザーはガス料金の低下から恩恵を受けることができます。

Arbitrumエコシステムは、頑健なDeFiエコシステム上にあり、さらにGMX、RadiantCamelotのホームであることから、市場の評価も高く、今後の動きが注目されます。

時価総額:1,861,988,132ドル

価格:1.47ドル

Optimism (OP)

Arbitrumと同様、Optimismは、イーサリアムのスケーラビリティを高めることを目指すOptimisticロールアップを提供します。

ArbitrumとOptimismの違いは、不正証明(ユーザーが、利益を受け取る代わりに不正確な取引結果について争うことを可能にする機能)を管理する方法にあります。このことは、ネットワーク上のトランザクションプロセシングの正確性と完全性を保証するために極めて重要です。Optimismはシングルラウンド不正証明を使用しますが、Arbitrumはマルチラウンド不正証明を使用します。

集権型取引所(CEX)である大手Coinbaseは最近、レイヤー2を構築するために必要とされる基本的インフラである、Optimismの「スタック」を用いた自身のレイヤー2ソリューションをローンチすることを発表しました。このことはOptimismとその可能性についての憶測を広めています。Optimism Bedrockのアップグレード版が今年ローンチされる予定です。Optimismは、どのように暗号資産市場のスケーラビリティを強化できるかという点で大きく期待されています。

時価総額:761,563,21ドル

価格:2.42ドル

Curve (CRV)

Curveプロトコルは、ステーブルコインのスワップに特化した分散型取引所(DEX)です。同プロトコルは、ユーザーが異なるステーブルコイン(USDT、USDC等)を低いスリッページと低い料金でスワップすることを可能にするために作られました。Curveは自動マーケットメイカー(AMM)モデルを使用し、これを可能にしています。そのため、Curveは、効率的で安価なステーブルコインスワップをユーザーに提供することで市場シェアを拡大することができました。

Curveが低いスリッページを実現することを可能にしているもう一つの特徴は、Curveプールで流動性提供者(LP)に提供されるその「利回り」です。LPは、ステーブルコインをCurveの流動性プールに入金することによって、Curveで発生する取引活動について収集する料金から利益を得ます。これはLPに利回りの形で提供され、彼らがステーブルコインを入金するインセンティブになり、Curveのスワッププールの流動性を高めます。

USDCの米ドル・ペッグが最近解消されたことで、ユーザーはそのステーブルコインを他の暗号資産と交換しようとするときに大きなスリッページに苦しんでいることから、ステーブルコインのスワップのニーズがさらに高まっています。

時価総額:823,468,991ドル

価格:1.04ドル

Frax Share (FXS)

Fraxは、イーサリアムネットワーク上に構築された分散型アルゴリズム・ステーブルコイン・プロトコルです。Fraxは、ユーザーに米ドルにペッグされたステーブルコインを提供するために作られました。

Fraxは2トークンシステムを採用しています。第1のトークンはFraxのステーブルコイン(FRAX)そのもので、米ドルに対する1対1のペッグを維持しています。これは、「フラクショナル・アルゴリズミック・リザーブ」メカニズムを通して実現されています。同メカニズムでは、Fraxは、既存の市場需要に基づいてFRAXの供給量を動的に調整することができます。プロトコルは、FRAXの需要が大きい場合、供給量を増加させるために新たなFRAXを発行します。一方、FRAXの需要が少ない場合、プロトコルはFRAXをバーンします。

第2のトークンは、担保トークン、Frax Share (FXS)です。FXSは、シニョレッジシェアとして機能し、FRAXステーブルコインの安定維持に寄与しています。同プロトコルは、担保提供の見返りとして、新規に生成されたFRAXトークンの一部をFXS保有者に分配します。反対に、FRAXがシステムを安定させるために無効になった場合、FXS保有者はバーンされたトークンの一部を受け取ります。

USDCの米ドル・ペッグが最近解消されたことから、市場では、集権型ステーブルコインに対する警戒感が高まっています。それを示す一つの重要な例は、LQTYやFXSなど、分散型ステーブルコインプロトコルのネイティブトークン価格が上昇していることです。これは、市場で資金の保護預かりの強化や透明性を高めることに関心が高まっていることを示しています。

時価総額:654,797,056ドル

価格:9.19ドル

Chainlink (LINK)

Chainlinkは、イーサリアム上で構築された分散型オラクルネットワークです。それは、スマートコントラクトに正確で安全なデータ入力およびアウトプットを提供するために、無数のプロトコルによって組み込まれている必須のインフラです。これによって、オンチェーンのプロトコルがブロックチェーン外の実環境データやイベントと連携することができ、実際の使用事例も発生しています。

同プロトコルは、Chainlinkのデータ操作や単一障害点のリスクを最小化するために、「分散型オラクルネットワーク」メカニズムを利用しています。同メカニズムでは、複数のノードがデータを取り込み、引き渡すことで、引き渡されるデータの信頼性を高めています。また、ノードのオペレーターは、その寄与についてLINKから利益を得ます。このことは、彼らに正確なデータを提供するインセンティブを与えています。

Chainlinkチームは非常に効率的で、そのプロトコルについて多数のアップグレードに取り組んでいます。2023年、同チームはさらに多くのアップグレードを実行することを目指しており、弊社は期待しています。

時価総額:3,692,540,400ドル

価格:7.15ドル

Cosmos(ATOM)

Cosmosは、ハブアンドスポークモデルの分散型ブロックチェーンネットワークで、その上に構築されたブロックチェーン間の相互接続を可能にしています。これは、ブロックチェーン間通信(IBC)プロトコルを通して実現されます。IBCでは、資産とデータは、ブロックチェーンが接続しているハブを通して移動することができます。ハブは、このシームレスなエコシステム相互連絡性を容易にするブリッジとして機能します。

各種ブロックチェーンの増加が資産やブロックチェーン間通信のフラグメンテーションにつながっていることから、Cosmosは市場でますます人気が高まっています。プロトコルは、開発者がCosmos上で構築することを奨励するために、Cosmosのハブ上でブロックチェーンを構築するための開発者フレンドリーなSDK(ソフトウェア開発キット)も開発者に提供しています。

2023年、市場は、インターチェーンアカウント(ICA)、インターチェーンセキュリティ、インターチェーンクエリー(ICQ)から成るCosmosインターチェーンモジュールのローンチと統合を楽しみにしています。それらモジュールの導入により、Cosmosのスケーラビリティとセキュリティはおそらく劇的に高まるでしょう。

時価総額:3,208,387,707ドル

価格:10.99ドル

Bybit上でのWeb 3.0トークン購入方法

お客様は、以下のとおり、簡単なステップでWeb 3.0トークンを取得することができます。

  1. Bybit上でアカウントを登録します。

  2. お客様が承認された後、アカウントにログインしたら、「資産」 → 「現物アカウント」に移動します。USDTをアカウントに入金して、トークンの現物ペアを取引することができます。

  3. デビットカードまたはクレジットカードを使用して、またはBybit P2Pを介して最初にUSDTを購入したい場合には、「暗号資産の購入」をクリックします。

暗号資産P2Pを取引手数料なしで購入

「現物アカウント」ページの検索ボックスで、購入したい暗号資産の名称を入力します。名称の横にある「取引」、そして購入したいトークンをクリックします。右側に、緑の「購入」ボタンがあります。その下に、3つの注文カテゴリー、「指値」「成行」「条件付き」があります。「指値」を推奨しますが、「成行」を選び、購入したい数量を選ぶことで即時購入することもできます。

下の緑の「購入」ボタンをクリックすることで購入を完了し、ポップアップが表示されたら注文を確認します。完了した購入を閲覧したい場合、同じページの「過去の注文」をクリックします。

おわりに

2023年とそれ以降に暗号資産市場で期待される最高の機会は、Web 3.0コイン、DeFiコイン、NFTです。テクノロジーは分散型インターネットに拡大しており、自身の資産についてコントロールを持つことが、ますますホットなトピックになっています。

本稿は著者の個人的見解を示しているに過ぎず、財務上の助言として扱うことはできません。投資の判断を行う前には、自身で調査を行い、資格のある財務専門家に相談することが極めて重要です。

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