メタバース×ブロックチェーン|経済圏の創出と将来性について
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メタバースとは、いわゆる仮想空間の1つです。わかりやすく言えば、ユーザーはアバターを使用し仮想空間内でサービスやコンテンツの利用、他のユーザーとコミュニケーションをとることができます。
実際にはこの意味が広義で流動的ですが、これらはホットなトピックに。
すでに元Facebook社が社名をMetaに変更することや、大手各社が関連プロジェクトに出資や参戦表明を行っているので、大きな注目を集めています。
しかもこのメタバースはブロックチェーンとの相性も◎
非常に大きな動きが起こりそうなので、今回はこのテーマを見ていきましょう。
■大手企業も続々参入を表明
すでにこのメタバースには何かしらの形で大手が絡もうとしています。
- ディズニー
- アディダス
- ナイキ
独自のメタバースを作成する企業や、関連プロジェクトへ出資し、その中の土地の一部に自分たちのコンテンツの提供を行うなど活用は各社それぞれの模様。
ただすでにこれだけ大きな企業が参戦するということは大きいです。
もちろん出資から始まり、今後は独自のメタバースを作成するなどの動きも見えてくるはずなので、より一般的な場面でもこれらの話題を目にする可能性は高くなってくるでしょう。
そうなると、多くの利用者を抱えることにもなるので注目です。
■現状のデジタル空間
現状でもメタバースに属するサービスは多くあります。
- フォートナイト
- どうぶつの森
- マインクラフト
特にこれらはゲームがメインのものとなりますが、それ以外のコンテンツも楽しめるようになっており、現状でも色々な楽しみ方を提供しているのが特徴です。
- 音楽イベント
- コミュニケーション空間
この他にも色々と要素はありますが、特にこれらは現状のコロナ禍において人々が繋がるツールとして活用されたことが記憶に新しいです。
しかし大手が注目する理由としては、このコミュニケーション以外にも。
それがブロックチェーンを取り入れることによって、メタバース内に経済圏を創出し、より現実に近い空間を演出できるということです。
▲ブロックチェーンの取り入れ
メタバースとブロックチェーンを掛け合わせることで経済圏に大きな変化が出ます。
まず既存のデジタル空間では、ユーザーはアバターのスキンなどを購入することができますが、これらは運営へ資金を流しているのみでユーザーの経済圏には関与していません。
ただブロックチェーンやNFTを活用すれば、ユーザー間でのアイテム売買も可能に。
さらにはゲーム内でトークンが活用されれば、これらも取引が自由となるのでメタバース内での職業や事業も行うことが可能となり、より大きな経済圏を作ることが可能。
実際にこのような動きは始まっています。
メタバース内に所有する土地に広告の出稿。
もちろんこれだけには留まらず、ゲーム内で活用できるアイテムの作成依頼や、コンテンツを提供して遊んでもらうなど色々な方法で経済圏を確立することができます。
そうなれば稼ぐというものだけを見るとデジタル空間内だけでも完結。
今後はこの中にEコマースのようなコンテンツも入ってくるでしょうし、本当の意味で現実世界からの脱却も近いものになってくるでしょう。
現在インターネットを活用する人口は30~40億人とのこと。
これらの経済圏が本格的にブロックチェーンを活用したメタバースに流入し始めると、その経済効果や消費活動は非常に大きなものとなると期待されています。
Check:REALY|現物アイテムも取引可能なメタバースプロジェクト
▲NFTも行き来できる世界
またもう1つのポイントがNFTの活用です。
現状であればフォートナイトのスキンをどうぶつの森で活用することはできません。
しかしNFTを活用すれば、異なるプラットフォームで同一のスキンやアイテムを使用することも可能になるので、こちらも大きく開かれたデジタル空間を作り上げることが可能です。
「今日はAのサービスに集合!」
「明日はBに集まろう!」
それぞれのアイテムを買うことなく、こういったことが気軽にできるということ。
各プラットフォームで専用のアバターを用意したり装飾品を用意したりなどが必要でしたが、その必要性もなくなるのは大きいと感じます。
■メタバース関連銘柄
メタバース関連銘柄も注目です。
Metaの発表後、メタバース関連のブロックチェーンプロジェクトのトークンも高騰が続いており、注目を浴びているのでバイビットで取り扱いのあるのもを紹介します。
- Decentraland:MANA
- The SandBox:SAND
- Realy:REAL
これらはブロックチェーンメタバースでも最有力のもの。
それぞれのプロジェクトについても簡単に解説していきます。
▲Decentraland:MANA
ディセントラランドは、早くからメタバースに注目したプロジェクト。
すでにデジタル空間内では多くのイベントを行った実績や、その他のブロックチェーンゲームのアセットを活用できるなど精力的に活動しているのが印象的です。
このゲームトークンであるMANAは、各コンテンツで利用可能。
ランド内に設置してあるカジノで遊んだり、MANAを使ってサービスを受けるということもできるので、需要が徐々に高まっている通貨の1つです。
Check:ディセントラランド|ゲームの始め方と遊び方
▲The SandBox:SAND
サンドボックスは大手ゲーム企業のアニモカが手掛けるプロジェクト。
簡単なゲーム性としてはマインクラフトのようなものとなっており、各ユーザーが所有する土地で色々なコンテンツやゲームを作ることも可能となっています。
この時に使用されるのが、ゲームトークンのSANDです。
サンドボックスはソフトバンクからの出資やアディダスがゲーム内のランドを購入するなど、大手企業からも注目されているプロジェクトなのでチェックして損はないです。
本格的なリリースが行われれば、さらに多くのユーザーが活用するでしょう。
Check:The SandBox|ゲーム概要とトークンの活用
▲REALY
また最近話題となっているのがREALYです。
こちらは上記で紹介した2つのプロジェクトよりも、よりリアルな仮想空間を作り上げた印象が強く、現物のアイテムもメタバース上で取引できるようになる予定。
本格的な社会がこのプラットフォームで実装されることでしょう。
このゲームトークンがREALとなり、各種コンテンツの支払いなどに充てられます。
REALYはアイテムの売買やコンテンツ消費だけでなく、DeFiの仕組みも取り入れようとしているので、このトークンの活用も多岐に渡ると思います。
こちらも今後大きな注目を集めそうなので要チェックです。
Check:REALY|現物アイテムと交換可能なデジタル空間の概要
■将来性として
メタバースの将来性は疑いようがありません。
現代に生きる我々の時間は現実のものとデジタルの時間に区切るのであれば、徐々にデジタルの時間を過ごすことが増えています。
- インターネット
- SNSの活用
この要素は今後メタバースに包括されます。
特にコロナにおいてリモートワークが増え、会議の回数が増えたように最終的には出社をせずデジタル空間内で活動する企業も出るかもしれません。
もちろん完全にメタバースが出来上がるのは数年単位の話。
しかし現状からいち早くこのような情報を目にしておくことで、将来的な見通しや新たな楽しみが出てきそうなので注目しておくといいでしょう。
また現状のメタバース関連プロジェクトは以下でもまとめているので、こちらも合わせてチェックしてみて下さい。
Check:ブロックチェーンを活用する注目メタバースプロジェクトこちらからご確認くださいこちらからご確認くださいこちらからご確認くださいこちらからご確認ください
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