ショートかロングか?トレーディングの基礎を徹底解説

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仮想通貨(暗号資産)取引を始めるとよく耳にするロングとショート。特に取引を始めたばかりだと、実は完璧に理解できているか不安・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

分かりやすく言えば、「値段が上がったら、売って儲けよう!」と考えているのが『ロング』、逆に「値段が下がったら、安く買おう!」と考えているのが『ショート』です。ロングとショートの概念は単純ですが、それぞれの取引原理を理解することは、まさにトレーダーの必修科目とも言えます。

今回はトレーディングの基礎となる「ロング」「ショート」の基本をご説明します!


ロングポジションとショートポジション

勝つか負けるか、儲かるか損をするか。取引の世界は、いつも2択です。ロングポジションとショートポジションもまた、利益を確保するために必要な価格の「2つ」の潜在的な方向性を示しています。取引する資産の「価格上昇」によって利益を得ようと発注する買い注文を『ロング』と呼び、一方『ショート』とは一般的に資産の「価格下落」を見込んで発注する売り注文を指します。

また広義では、ロングは仮想通貨を「現物で購入する」または「デリバティブで買いを建てる」ことに相当し、ショートは仮想通貨を「現物で売却する」「デリバティブで空売りする」といったアクションを意味しています。

ロングポジションでは、トレーダーは仮想通貨を購入し手元に置いておき、価格が上昇したタイミングで売って、その差額で儲けようと考えています。トレーダーの中には、比較的ショートよりもロングを好む方のほうが多い印象です。このようなトレーダーは、強気の市場から利益を得ようとするため、「ブル(強気:Bull)投資家」とも呼称されます。

このようなトレーダーの投資傾向は仮想通貨市場では顕著で、昨今の仮想通貨の値上がりに合わせてその傾向は拡大しています。より長い時間軸で見ると、時価総額で最大の仮想通貨であるビットコインは、10年以上前にリリースされて以来、高値を更新し続けています。

2021年の初めには、ビットコインは史上最高値を更新しました。この高値更新は、強気の市場から恩恵を受けるほぼ全ての仮想通貨にも当てはまります。しかし、強気の市況の中で、短期的な下落を狙い空売りをする、つまりショートポジションを建てる投資家もいます。

確かに仮想通貨市場は成長とともに、その価格も徐々上がっているものの、価格の高騰が起きた直後には、ほぼ毎回大きな調整が行われるという一面もあります。そのため、仮想通貨を空売りし、値段が下がったタイミングで購入したいと期待している「ベア(弱気:Bear)投資家」にも利益を獲得する余地があるのです。

Bybitを含む多くの仮想通貨取引所では、トレーダーがロングポジションとショートポジションを手軽に発注することができます。これらの取引所の多くは、ワンクリックで「買い」または「売り」の注文を発注し、ロングポジションもしくはショートポジションを建てることが可能です。

ロングポジションとショートポジションという概念は普遍的なもので、仮想通貨に限らず、株式、債券、FX(外国為替)取引でも用いられます。さらに、原資産の価格を基にした先物やオプションなどのデリバティブ(金融派生商品)にも当てはまります。

特にデリバティブを活用すれば、実際には手元に取引するだけの資産がないという場合でも、その資産に対してロングポジションを取ることができます。例えば、先物取引では、仮想通貨を現物で売買することなく、ビットコインの価格差を利用して投資することができます。(デリバティブの仕組みについては、こちら{link to デリバティブ}もご参照ください!)

ロングポジションとショートポジションを組み合わせて、バランスを取りながらリスクを最小限に抑えていく「ヘッジ戦略」を採用するトレーダーも多くいます。


ショートポジションとロングポジションの違い

ロングポジションとショートポジションは、相対する概念です。正反対の動きをするからこそ、ロングポジションが利益を生んでいるときは、反対にショートポジションが損失を出しているということが起こるのです。

また、ロングとショートの前提となる市況が、上昇傾向(ブル)にあるのか、下降傾向(ベア)にあるのかという点も、投資家心理に影響を及ぼします。ベア市場の場合、トレーダーは保守的な動きを見せるのに対して、ブル市場ではリスクを取ってリターンを掴みにいく、いわば強気の投資戦略を取れるのです。この一般的な傾向を踏まえて、あえてブル市場でショートポジションを建てるという投資戦略もあります。

ショートポジションを理解する

前述のように、ショートポジションは「空売り」とも呼ばれ、仮想通貨の価格下落から利益が生まれる仕組みです。仮想通貨を空売りするときは、法定通貨や仮想通貨で、取引を行う決済通貨を買うことになります。例えば、ビットコインをショート(空売り)する場合は、米ドル、USDT、またはその他のアルトコインや法定通貨で決済され、その選択した決済通貨で利益を受け取るということです。

仮想通貨価格が、現在価格よりも下がるだろうと予想する場合には、ショート(空売り)しましょう。例えば、あなたがデイトレーダーで、ビットコインの価格が数日〜数週間の間に下落すると見込んでいるのなら、投資戦略の一環としてショートポジションを建てるべきです。単純に保有するビットコインを売却して法定通貨を受け取るか、先物、オプション、差金決済(CFD)などのデリバティブ取引を活用してショートすることができます。

ショートポジションを建てる前に

申し上げるまでもなく、ポジションを建てる前には、まず市場を分析してから判断するべきです。デイトレーダーは、テクニカル分析とファンダメンタル分析の両方に頼るべきでしょう。例えば、DeFi(分散型金融)トークンなどのアルトコインを取引する際には、そのプロジェクトが実行可能かどうか、有名なブロックチェーン投資家からの投資を確保しているかどうか、あるいは大手企業と提携しているかどうかも事前の確認事項と言えます。

ソーシャルメディアやニュースサイトの書き込みをチェックすることもできます。ファンダメンタル分析に加えて、価格変化自体をを分析することもできます。また、様々な市場を使って、チャートパターンを見極めることも一つの手段です。

ショートポジションを建てた後に

市場価格の調整や下降トレンドを予想するチャートパターンやローソク足のパターンがあります。弱気のチャートパターンの例としては、ヘッドアンドショルダー、トリプルトップなどが挙げられます。弱気のローソク足としては、シューティングスターなどが有名です。ショートポジションを建てる時、トレーダーはこのような弱気のシグナルを注視する必要があります。

また、仮想通貨の市場価格が信頼できるサポートライン(支持線)を割り込んだときにショートポジションを建てるトレーダーもいます。これは、チャート上に形成されるチャネルが強気、弱気、水平のいずれであっても、価格がしばらくの間チャネル内で取引されている場合に、保有するショートポジションの決済タイミングに影響を与えます。

他には、チャネル内での価格変動を利用して、ショートポジションを建てることもできます。この場合、ブレイクアウト(チャネルのラインを割ること)を待つ必要はありません。むしろ、市場価格がチャネルの抵抗線に触れているときに、価格が再びサポートラインを試しに行くことを期待してショートポジションを建てることができます。

どのような分析をするにしても、ショートポジションを建てる場合には価格が下落するという確信が必要です。そうでなければ、市場の動きに逆らって取引することになってしまいます。

ロング取引を理解する

市場が強気であれば、トレーダーはロングポジションを取ることに興味を持つでしょう。ロングポジションを建てることで、過去にも2017年末に見られたような上昇時や、2020年11月に起きた長期的な上昇時に、巨額の利益を得ることができます。

ロングポジションを建てる前に

先に説明したように、取引をする際には自分の投資判断を裏付ける市場分析が欠かせません。価格が強力なレジスタンスライン(抵抗線)を突破するまで待つか、しばらく続くことを期待して、進行中の上昇ラリーの間にロングすることが一般的です。

資金力が豊富な投資家が好む別の投資戦略は、単純に仮想通貨を現物で購入することです。この場合、彼らは積極的に取引するのではなく、市場価格の修正や調整があっても仮想通貨のさらなる価格上昇することを期待して、数ヶ月から数年にわたって長期で保有します。

この戦略は多額の資金を必要とする為、ビットコインやアルトコインの短期的な変動に投機しようとする個人トレーダーには適していません。さらに、巨額の資金を有する大口トレーダーは、現在の市場動向に反して、底値で買い高値で売るという戦略を選好します。つまり、市場価格が下落しているときにロングポジションを建てます。

デイトレーダーは、相対力指数(RSI)やストキャスティックなどの指標を利用することで、仮想通貨が売られすぎのレベルを見極めロングポジションを建てることもできます。

また、ロングポジションを建てるトレーダーは、ショートとは反対に、強気のチャートパターンやローソク足パターンを読み解く必要もあります。

ロングポジションを建てた時

仮想通貨市場は、FXや株式に比べて成熟していないことを常に留意しておいて下さい。ゆえに、市場分析は万能とは言えません。それでも、市場のトレンドを知る一端とはなりますので、ポジションを建てる時には必ず事前に分析することを推奨します。

強気のトレーダーにとって朗報なのは、特定の長期目標がないFX取引とは異なり、仮想通貨は株式のような機能を持ち合わせていることです。そして、仮想通貨は主に米ドルに対して取引され、米ドルの動きに影響を受けながら推移する傾向があります。


ロングとショートは全ての金融市場でできるのか?

答えはイエスです。トレーダーはどんな市場でもロングまたはショートで取引が行えます。これは市場や金融商品に関係なく、トレーディングの定義そのものだからです。

特に、デリバティブを取引する場合、ロングとショートを用いて複雑な投資戦略を描くことができます。例えば、オプション取引では、ロングとショートを頻繁に組み合わせます。

このコールとプットはあくまで権利であり、オプション取引では権利をロング、またはショートすることができます。例えば、コールオプションをショートすることも、プットオプションをショートすることも可能です。コールオプションをショートすると、その特定のコールオプションの結果に対して弱気になりますが、コールオプション自体は強気です。したがって、原資産の価格に対して弱気になるということです。同様に、コールオプションとプットオプションの両方をロングすることも可能です。

このように、仮想通貨に限らず、全ての金融商品でロングとショートは基本的概念として存在します。さらに、デリバティブ取引の場合は、ロングとショートを複雑に組み合わせることで、より収益性の高い投資戦略を構築することができるのです。


おわりに

ロングポジション、またはショートポジションを建てることは、仮想通貨トレーダーが知るべき全てではありません。トレードを行う前提として、市場と価格の動向を正確に分析し捉えることが最大の関心事です。しかし、ロングかショートか、これは常にトレーダーが自問自答する初歩的かつ最難関の課題です。ロングとショートの概念と仕組みをしっかり理解してはじめて、損失リスクを最小限に抑え、収益機会を最大化することができます。

Disclaimer

This article is intended for and only to be used for reference purposes only. No such information provided through Bybit constitutes advice or a recommendation that any investment or trading strategy is suitable for any specific person. These forecasts are based on industry trends, circumstances involving clients, and other factors, and they involve risks, variables, and uncertainties. There is no guarantee presented or implied as to the accuracy of specific forecasts, projections, or predictive statements contained herein. Users of this article agree that Bybit does not take responsibility for any of your investment decisions. Please seek professional advice before trading.

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