AIサマリー
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ローソク足は、特定の時間枠内の価格の動きをローソクの形で表現するチャートパターンです。仮想通貨、株式、FX(外国為替)などのプロ投資家が、ローソク足を使って価格動向を予測しています。基本を押さえれば初心者でもすぐに活用できるのがローソク足の魅力です。
これはビットコイン(BTC/USDT)の日足チャート(上図)です。ずらりと並んだ赤や緑の線がローソク足(あし)。このチャートでは1本のローソク足で1日の値動きを示しています。
ローソク足を時系列に並べたものがローソク足チャートです。上昇の勢いや動きの停滞が一目でわかりますね。もう少し詳しく見ていきましょう。
ローソク足は、期間内の価格の変動を1本のローソクで視覚化したものです。基本的な仕組みをご説明します。
ローソク足は、特定の時間枠(1日、1週間、1時間など)内の4つの価格を示しています。
始値(はじめね):開始時点の価格
終値(おわりね):終了時点の価格
高値(たかね):一番高い価格
安値(やすね):一番安い価格
ローソク足は、価格が上昇したか下落したかを色で示します。
陽線(ようせん):価格の上昇を示すローソク足。緑か白で表示。
陰線(いんせん):価格の下落を示すローソク足。赤か黒で表示。
日本では陽線を赤か白、陰線を青か黒で表示しますが、世界的には陽線は緑か白、陰線は赤か黒で表示するのが一般的です。この記事でもBybitの取引画面に合わせて陽線を緑、陰線を赤で示します。
ローソク足は、実体と上下のヒゲで構成されています。
実体:始値から終値までを結んだ太い部分で時間枠内の価格の変動を示します。
ヒゲ:実体部分から上下に伸びる細い線で、高値と安値を表します。影(かげ)とも呼ばれます。
1本のローソク足の期間(時間枠)は、1日単位、週単位、月単位などがあり、それぞれ「日足(ひあし)」、「週足(しゅうあし)」、「月足(つきあし)」と呼ばれます。短い期間では「5分足」、「1分足」などもあります。時間枠の切り替え方法は、記事の後半でご説明します。
投資家が価格の分析に使用するチャートにはさまざまな種類がありますが、シンプルな線で結んだラインチャート(左上図)に比べ、ローソク足チャート(右上図)はローソクの色や大きさ、形状などでトレンドの強弱や方向感をより詳細に示しています。
ラインチャートは主に長期的なトレンドを把握するのに向いていますが、ローソク足は短期的な動きをとらえて取引のタイミングや戦略を立てるのに便利です。Bybitでは、目的に応じてさまざまなチャートの表示が可能です。詳しくは「Bybit 取引チャートに関するよくあるご質問」をご覧ください。
ローソク足は江戸時代に日本で生まれた手法ですが、現在では世界中で広く利用されています。特に、プライスアクションと呼ばれる取引手法の中で、欠かせないツールとなっています。プライスアクションは価格の動きを重視して投資判断を行う手法で、ローソク足を用いて需要や供給、投資家の心理を読み解きながら、取引戦略を構築します。
海外の投資家は日本のローソク足パターンも取り入れていますが、形状分析にとどまらず、具体的な取引戦略(取引開始タイミング、利益確定ポイント、損切りポイント)まで確立しています。
Bybitでは、海外の投資家が利用する実践的なローソク足戦略も幅広くご紹介しています。「海外の投資家が使っている」ということは、多くの投資家がその存在を知っている手法なので、的中した時の効果も大きくなりそうですね。
仮想通貨の価格は、買い方と売り方のバランスによって決まります。買い方優勢(買いたい人が多い)の場合は価格が上昇し、売り方優勢(売りたい人が多い)の場合は下落します。ローソク足を見ればこの攻防がわかるので、取引判断に役立ちます。
具体的にローソク足のどの部分に注目すべきかご説明します。ここで例示するローソク足パターンの詳細は後ほど説明します。
実体の長さは、上昇(買い方)または下落(売り方)の方向感と勢いの強さを示します。
長い | 短い | ほぼ無い |
買い方または売り方の勢力が一方的に強く、価格が大幅に上昇または下落した。 | 方向感に乏しい様子見ムード。 | 買い方と売り方の勢力が拮抗。 |
例:大陽線・大陰線 | 例:小陽線・小陰線など | 例:同事線など |
ヒゲは買い方と売り方の攻防の軌跡で、買いや売りの力が反対の勢力に抵抗(押し戻)されたことを示します。ヒゲの長さは抵抗の強さを表しています。
上ヒゲが長い | 下ヒゲが長い | ヒゲがない |
一時的に上昇した後、売り方の勢力が増大して安値に押し戻した。高値圏で天井を示唆。 | 一時的に下落した後、買い方の勢力が増大して高値に押し戻した。安値圏で底を示唆。 | 買い方や売り方の勢力が一方的に強く、一貫して上昇または下落した。トレンド継続を示唆。 |
例:上髭陽線・上髭陰線 | 例:下髭陽線・下髭陰線 | 例:陽線坊主・陰線坊主 |
ローソク足は、出現位置や流れも重要です。特にトレンドの転換点や、サポート(価格が下落しにくくなる水準)やレジスタンス(価格が上昇しにくくなる水準)付近では、市場心理の変化や今後の価格動向の手がかりを示します。
同じローソク足でも出現する位置によって解釈が異なるため、相場のフェーズに応じた市場心理の違いに気を配りましょう。
基本的なローソク足11種をご紹介します。
ローソク | 呼び方 | 形状・想定される相場展開 | |
大陽線 (だいようせん) |
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大陰線 (だいいんせん) |
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小陽線 (しょうようせん) |
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小陰線 (しょういんせん) |
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十字線 (じゅうじせん) |
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上影陽線 (うわかげようせん) |
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上影陰線 (うわかげいんせん) |
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下影陽線 (したかげようせん) |
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下影陰線 (したかげいんせん) |
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陽線坊主 (ようせんぼうず) |
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陰線坊主 (いんせんぼうず) |
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ローソク足は、複数足のパターンを分析することでトレンドや転換点をより的確に把握できます。世界中で利用されるローソク足パターンを3つご紹介します。
2本目のローソク足の実体が1本目のローソク足を完全に包み込んだ形を「包み線(つつみせん)」または「抱き線(だきせん)」といいます。高値圏や安値圏で相場の転換を示唆します。具体的な取引戦略については、Bybit記事「ブリッシュ・エンガルフィング ローソクを利用して取引を行う方法」をご覧ください。
陰線<大陽線 安値圏で大陽線が陰線を包み込むと上昇トレンドへの転換サインとされます。下落後、買い方の勢力が増大し、価格が一気に戻されたと見るからです。 | |
陽線<大陰線 高値圏で大陰線が陽線を包み込むと下降トレンドへの転換サインとされます。上昇後、売り方の勢力が増大し、価格が一気に戻されたと見るからです。 |
上図はビットコイン(BTC/USDT)が包み足を形成後に上昇トレンドへ転じた例です。
三兵(さんぺい)は、酒田五法(さかたごほう)の一つです。
赤三兵(あかさんぺい) 安値圏で3本連続して陽線が出現すると、上昇への転換サインとされます。買い方の勢いが非常に強く、上昇継続が期待されます。日本では陽線を赤で示すため「赤三兵」と呼ばれます。 | |
黒三兵(くろさんぺい) 高値圏で3本連続して陰線が出現すると下落への転換サインとされます。売り方の勢いが非常に強く、下落継続が期待されます。 |
上図はイーサリアム(ETH/USDT)で赤三兵を形成後に上昇トレンドに転じた例です。
ヘッドアンドショルダーは相場の天井を示すチャートパターンです。日本でも三尊天井(さんぞんてんじょう)として知られます。真ん中が小高い3つの山を頭と両肩に見立てます(左上図)。買い方が左肩と頭で高値を更新しようとしますが、ほぼ同じ値(ネックライン)まで押し戻され、3度目の挑戦(右肩)では前回の高値にも至らず売り方の圧力に屈しています。過去2回は死守したネックラインで踏みとどまれず、下に抜けた時点で下落トレンドへの本格的な転換とみなされます。
また、安値圏で上下逆のパターン(右上図)が出現した場合は、相場の底と上昇トレンドへの転換を示唆します。具体的な取引戦略は「ヘッドアンドショルダーパターン : それは何で、どうやって取引に活用しますか?」をご覧ください。
上図はチェーンリンク(LINK/USDT)がヘッドアンドショルダーを形成した例です。
Bybit(バイビット)のチャート画面では、ローソク足の時間枠の変更や色のカスタマイズが可能です。
Bybit(バイビット)のチャート画面左上の時間枠の切り替えボタンで、時間枠を変えられます。右端の「▼」ボタンを押せば、細かく時間枠を指定できます。
取引スタイルに合わせて、時間枠を選択しましょう。短期トレードでは1分足や5分足を、長中期では日足、週足、月足を参考にします。複数の時間枠を使って視野を広げる持つことが大切です。「木を見て森を見ず」「森を見て木を見ず」のどちらも避けたいですね。
チャート画面右上のチャート表示で「TradingView」を選択してTradingView表示に切り替えます。チャート上で右クリックして「設定」から「チャート設定」画面を開くと「シンボル」の「ローソク足」で実体やヒゲのカラーを選択できます。
Bybitアカデミーのローソク足に関する記事では、国内外で利用されるさまざまなチャートパターンや、海外で主流のプライスアクション取引を踏まえた実践的な手法を紹介しています。
仮想通貨はまだ歴史が浅く、株式やFXで使われるローソク足パターンが仮装通貨でも通用するのか、気になりますね。他ではなかなか読めない実践的な記事が盛りだくさん。記事を片手に、BybitのBTCチャートで確認しましょう。
ローソク足を理解すると値動きの展開や勢いがわかり、取引のタイミングをつかみやすくなります。ただし、パターンの認識やサインの解釈は投資家によって異なり、サインを確認しても期待通りの結果が得られないこともあります。
ローソク足は、他のテクニカル分析やファンダメンタルズ分析と組み合わせることで、精度が高まります。Bybitアカデミーで自分にぴったりの手法を探して、自分だけの勝ち筋を見つけましょう。
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